恋する人へお贈りする、ヴェルレーヌの詩。
少々、アレンジしておりますので、原文のままではありませぬ。

   スプリーン

片想い人よ あなたが少しでも動くと
僕の絶望が たちまちに また生まれます
夜空の月はあまりにも 今は遠く あまりにもやさしい
海の色 緑で 空気はあまりにも甘かった
僕はいつも恐れます――これが待つ身のつらい心です――
むごくあなたに逃げられるのではないかと
僕はいつも叶わぬ恋ばかり
でも すでに あなた以外のもの全てに
興味が無くなってしまった

シェレンママ・・・・・・、博愛といえば、この方です。
右下のクッキーモンスターと、顔を見合わせている方がそうであります。
最初、この方が、四巻の35ページで「どうして、パパのプロポーズにOKしたか?」という質問に対して、お答えしていた「ママ、誰でも愛せる自信があるもの」
というお言葉。・・・・・・若かりし私には、とうてい理解出来ませんでした。
しか〜し、今となっては、それとなく解るような気がします。
きっと、こういう人は、自分が選んだ人が(先着順らしい)、落ちぶれて、ダンボールの家に暮らす事になっても、そこでニコニコしながら、お茶を飲んでいる事でしょう。
でも、こういう人は、まず、不幸な境遇にはならず、御自分の幸せパワーを発散して、まわりをも巻き込み、けっして不幸な境遇に陥る事はないでしょう。
恐るべし! アメリカの母!

シェレンママって、素敵です。

   グリーグ 『ソルベーグの歌』

冬は過ぎて春過ぎて 春過ぎて 夏も巡りて年ふれど 年ふれど
君が帰りをただ我は ただ我は 誓いしままに待ちわぶる
待ちわぶる

  

   幼さな心の君へ

あなたと接していた時間は
自分でさえ知らなかった
美しい魂を出現させてくれた
あなたと接すると 僕は美しい魂のままでいれる
でも あなたの魂のほうが 僕よりずっと美しい筈だから
あなたはきっと そう いつかそっと
あなたの視界から 僕を消し去るだろう
普段は気がつかなかった 僕の魂が
ずっとあなたを追いかけたとしても
あなたは永遠の中で 僕をすりぬけて行くのだろう
それでも僕は あなたが好きです
どんなことがあっても あなたを想いつづけられます
なぜならば たとえ あなたが
どんな人と一緒になろうとも
あなたが どんな世界に行こうとも
それで あなたが幸せならば
僕も 幸せだからです

   My Song by Swallow,Me